どうもこんにちは、ひばらです。
6月は「ジューンブライド」でしたね。新型コロナの状況も徐々に緩和されてきた影響もあってか、自分のSNSでも「結婚式挙げました」という報告をちらほら見かけました。
ここ数年で環境も変わり、オンラインでリモートでの式を挙げたり、少人数だけで挙式をしたり、ウエディングフォトだけを撮影したり、式自体を挙げなかったり・・など、結婚式の形式もいろいろ増えたと思いますが、やっぱり大人数で楽しそうな写真を見たら、「結婚式を挙げられてホントに良かったねぇ〜」としみじみ思ってしまいました(年かな・・?^^;)。
さて、今月のテーマは「年の差婚」!
今回、宇都宮市にある結婚相談所「恵婚(めぐこん)」代表のめぐみさんから伺ったお話は、45歳差という「歳の差婚」で大変話題になった、コメディアンの加藤茶さんとタレントの綾菜さんの結婚についてです。
財産目当て!? から一転・・お似合いの夫婦、理想の夫婦に
2011年に結婚した、加藤茶さん・綾菜さんご夫妻は、なんと45歳差!
めぐみさんは、小さい頃からテレビで拝見していた加藤茶さんが、親子以上に年齢の離れた女性と結婚をすると聞き、当時はとても驚きつつ、「加藤茶さん大丈夫かな」と少し心配にもなったそうです^^;
結婚当時、加藤茶さんは、子供からお年寄りまで知っている国民的コメディアンで、綾菜さんは、当時23歳の大学を卒業したばかりの一般の方だったので、あまりの歳の差婚に、綾菜さんは「加トちゃんの財産を狙っている」「保険金目当てだ」などと、周囲からの反対や誹謗中傷、世間からも壮絶なバッシングの嵐を受け続けたようです。
ところが、結婚から数年後、加藤茶さんが動作障害を患うパーキンソン症候群を発症することに・・。ろれつが回らない、手の震えが止まらないなどの症状で、一時は体重が38キロまで落ちてしまったそうです。
芸能活動継続も危ぶまれた加藤さんでしたが、そんな時に加藤さんを支えたのが、妻の綾菜さんの献身的な看病でした。長期にわたるリハビリで無事退院。その後も介護の学校に通い、資格を取ったり、血圧が高かった加藤さんの食生活を見直すために、減塩専門の料理教室に通い、食生活の資格を取得したりしました。
その夫の健康を支える献身的な姿に、「お似合いの夫婦」、「理想の夫婦」と言われるようになり、結婚から10年経った今では、世間からの評価はプラスの方向に変わりました。
教会で結婚式を挙げるとき、「健やかなるときも、病めるときも・・」という有名な誓いの言葉がありますが、まさにお二人のように「病めるとき」に、夫婦の真の姿が分かるものなのですね。
余談ですが、当時、加藤茶さんの結婚で影響を受けた高齢の婚活男性が「自分も若い女性と結婚したい」と結婚相談所に問い合わせするケースが増加したそうです。
そのような男性は「加藤茶病」と呼ばれたそうですよ・・^^;
年の差があっても成婚するカップルがいるのも事実
結婚相談所でも、統計的に男性会員が女性に求める第一条件は、「年齢」だそうで、相手女性の年齢は若い方が良いと言われる方が多いそうですが、45歳という歳の差は、現実にはなかなか厳しいのが現状です。
(ちなみに、女性会員の男性に求める第一条件は、「年収」だそうです)
しかし、前々回のコラムでも紹介した「成婚白書」から、「年齢層別の成婚者像」のデータで、男性の年齢差を見てみると、年齢が上がるにつれ、自分よりも若い相手と成婚していることが分かります。
さらに女性の若い年代(25歳未満)は、自分より年上の相手と成婚しており、平均でも7歳年上の男性と成婚していることが分かっています。
同世代カップルでの年の差は±3〜4歳が大多数ですが、年の差があっても成婚するカップルがいるというのは、「成婚白書」のデータでも出ているんですね。
参照:第19回 「成婚白書を読み解く!【前編】成婚者と退会者を比較してみる」
大切なのは「年齢」ではなく、自分にとって居心地の良い相手かどうか
恵婚に婚活相談にいらっしゃる女性の中には、「相手の条件は、年収は最低でも〇〇〇万円以上、年齢は自分と同じか、2~3歳差まで!」という希望を出す方がいらっしゃるそうです。
その条件には「せっかくこの年齢まで独身できたのだから、妥協はしたくない。できれば人から羨ましがられる結婚をしたい」という“プライド”が見え隠れしています。
めぐみさんは、こんな方に「数あるライバルを勝ち抜き、あなたが選ばれなくてはならないのですよ」と厳しいアドバイスをお伝えするそうですが、それ以前に、幸せな結婚を考えたとき、条件や見た目、人からの評価ばかり気にしていては、自分にとって居心地の良い相手には出会うことすら難しいのが現実なのです。
日々、結婚相談所のカウンセラーをしていると、せっかくたくさんお見合いのお申込みをいただいても、色々と諸条件を出して、結局みなさんにお断りをしてしまうケースが多々あるとか。それは、正直もったいないですよね・・。
ある意味で、そのような固定観念は「= 自分の幸せになる可能性を狭めている」とも言えるのです。
婚活に関しては、どうしても譲れない条件を除いては、自分の固定観念を取り払って、どんどん新しい異性と出会うことが大切です。システム上のプロフィールだけでは、その “人となり”までは分かりません。婚活は、まずは「異性と会って話すこと」、そして「出会いの数を増やすこと」から始まります。
そして、加藤茶さん・綾菜さん夫妻のように、「自分にとって居心地の良い相手かどうか」「相手の今持っているものが無くなったときでも一緒にいたいかどうか」の見極めをするのが、本当に大切なことなのですね。
幸せな結婚の近道は、「自分を縛り付けている固定観念をどれだけなくすか」だというめぐみさん。
確かに、年齢は大事かもしれませんが、その固定概念によって相性ぴったりかもしれない人に会えるチャンスを逃している可能性もありますよ。
事実、私も独身時代は「将来、絶対年上の人と結婚するだろう」と思っていたのですが、現実には3歳年下の夫と結婚しました。人生、何があるか分かりませんヨ^^;
もし、婚活が思うようにいかないと感じる人は、自分が挙げている条件を一度、洗い直してみてはいかがでしょうか。不要な条件が見えてくるかもしれませんよ!?
次回のコラムは8月初めに更新予定です。 お楽しみに!
結婚相談所「恵婚」さんでは、初回無料相談を行っています。