どうもこんにちは、ひばらです。
前回のコラムでは、結婚相談所に入会しても、なかなか成婚しづらい女性をタイプ別に紹介しました。昔からモテモテだった女性や、バリバリ仕事のできる資格女性などなど・・モテたり、デキる女性ほど実は成婚しづらい実態が分かってしまいましたね〜^^;
今回はそんなタイプとは正反対(?)の女性、「恋愛経験ゼロ」から運命の赤い糸を手繰り寄せた女性のお話を宇都宮市にある結婚相談所「恵婚(めぐこん)」代表のめぐみさんからお話を伺いました。
Fさんは実際に「恵婚」に入会され、めでたくご成婚された方です。この女性の実例を元に、「恋愛に奥手な女性は成婚しやすい!?」を検証していきたいと思います。
まだ恋愛したことのない方や恋愛経験の少ない方、同じような性格の女性は、ぜひ婚活の参考にしてみてくださいね。
30代前半女性 恋愛経験ゼロから婚活スタート!
ある年の初夏、Fさん(30代前半女性)は、初回無料相談で恵婚にいらっしゃいました。
その時のFさんの容姿は、眼鏡をかけ、化粧っ気がなく、髪型や洋服にもこだわりがないような印象で、お世辞にも男性にモテるタイプの女性ではなかったそうです。
今までの恋愛経験などもヒアリングしてみると、
Fさん「これまで誰かとお付き合いしたことも婚活経験もありません」
とのことでした。
しかし、彼女は自分がどんな男性と結婚したいのか、最初からイメージを持っている女性だったそうです。
Fさん「私の趣味はマンガです。同じような趣味を持った男性と出会いたいんです。良い人はいますか?」
めぐみさん「結婚相談所に入会しても、それは出会いをお約束するものではありません。結婚相談所はあくまで学習塾のようなところで、方法やコツはお教えしますし、できる限りのサポートはしますが、頑張るのはご自身です。受け身でいてもうまくはいきません。積極的に活動していただきますが、よろしいですか?」
Fさん「はい、その覚悟で来ました」
めぐみさんはFさんの決意を感じ、恵婚の入会案内をしたそうです。
入会早々…早速4名の男性からお見合いの申込みが!!
早速入会したFさんに、めぐみさんがお伝えしたのは、以下の3つのポイントでした。
・自分に似合うお化粧をすること。
・プロフィールの写真撮影やお見合いでは、その場にふさわしい格好をすること。
・ご縁は大切にすること。
「結婚相談所に入会する」という行動だけでも“大きな一歩”ですが、やはり婚活は日々の行動からも意識改革が必要です。
・・数日後・・
次にFさんと会ったのは、プロフィール写真撮影当日でした。 そこには、初回無料相談のときとは別人のFさんが現れたそうです。もともと化粧っ気がなかったFさんでしたが、当日はキレイにお化粧をして、レースのスカートを履いていらっしゃいました。
「どうですか? 私に似合っていますか?」
と、はにかむFさんに、
「とってもお似合いですよ! 素敵な写真を撮ってもらいましょうね!」
と、めぐみさんは返したそうです。
アドバイスの甲斐もあり、プロフィール写真はナチュラルで、ご本人の内面的な魅力が現れた“奇跡の一枚” の出来栄えとなりました。
この渾身の一枚には、Fさんも「私のコンプレックスが消えている!?」と驚かれたほどです。
その後、Fさんと相談しながら自己PRを作成、渾身の写真を載せたプロフィールを公開しました。すると、すぐに4名の男性からお見合いの申込みが入り、Fさんは、その中から3名の男性とお見合いをすることになりました。
恋愛経験ゼロから大きな挑戦! 3人の男性と同時に複数交際
Fさんが3名の男性とお見合いをした印象は次のような感じでした。
お見合い1人目 男性Tさん(30代後半) 第一印象× 不愛想で印象はいまいち、自分の話が多かった
お見合い2人目 男性Sさん(30代後半) 第一印象◎ 遠いところから会いに来てくれて、優しさを感じた
お見合い3人目 男性Kさん(40代前半) 第一印象〇 こちらの話を一生懸命聞いてくれた
そして、Fさんがお見合い後に出した答えは、「3名の男性全員とプレ交際に進む」だったそうです!
結婚相談所のシステムでは、プレ交際までは複数交際OKで、男性側も複数交際をしていることが多いとのこと。ですが、これまで男性とまったくお付き合いをしたことがないFさんにとっては、同時に3名の男性とのプレ交際は、大きな挑戦だったそうです。
お見合い後に「お断りする」または「1人の男性にしぼる」という選択肢もありましたが、「生理的に嫌でなければ、ご縁を大切にして、プレ交際に進みませんか」というめぐみさんのアドバイス通り、Fさんは3人の男性とプレ交際に進むことになりました。
プレ交際が始まったFさんに、めぐみさんは「プレ交際中は、3人の男性とできるだけ連絡を取り合い、それぞれ3回はデートをしてください」というアドバイスをしたそうです。
1回や2回のデートで、結婚相手になる人かどうか見極めるのは難しいような気がしますが、日々の連絡と3回のデートで、ある程度の判断ができるからです。
その後、Fさんはめぐみさんのアドバイス通り、3人との男性と複数交際を続けました。
どちらが良いか決められない!? 4回目のデートへ
暑い夏の時期でしたが、忙しい仕事の合間をぬって、3名の男性と3回のデートもこなしました。その中で、それぞれの男性たちへの印象も徐々に変化していったそうです。
それぞれ3回のデートを終えたところで、2番目にお見合いをして印象が一番良かった男性Sさんは、「当たり障りのないところが友人としては良い相手だけれど、結婚相手としては難しい」ということで、ここでプレ交際を終了することになりました。
残ったのは2人、最初にお見合いをした男性Tさんと、3回目にお見合いをした男性Kさんでした。
最初にお見合いをした男性Tさんは、第一印象が一番良くなかったものの、デートの度に印象が良くなっていき、いつの間にか気になる存在になっていったそうです。
というのも、ある日の男性Tさんとのデートで、彼女は道に迷い、大幅な遅刻をしてしまったそうです。
慣れない場所への車の運転に一生懸命で、「遅れる」という連絡をできなかったFさん。遅れて待ち合わせ場所に現れたFさんに、男性Tさんは遅刻したことを一切責めなかったそうです。この出来事を境に、男性Tさんへの気持ちは加点されていきました。
一方、3回目にお見合いをした男性Kさんは、いわゆる“とても良い人”でした。毎回のデートでは、Fさんをとても気づかってくれて、Fさんが好きなマンガの話も一生懸命聞いてくれ、年収なども申し分のないお相手でした。
そして、なにより男性Kさんからは「真剣交際へ進みたい」というお話も早々にいただいていたそうです。
プレ交際から真剣交際に入ると、複数交際はできないルールになっているので、Kさんはこの時点でどちらか1人の男性と真剣交際に入るかどうか決めなければなりませんでした。
ところが、Fさんは答えが出せませんでした。というのも、これまで男性とお付き合いしたことがなかったので、判断基準が分からず、ここで迷われてしまったそうです。
そこで、めぐみさんは「一緒にいて一番居心地が良い相手、一番素の自分でいられてホッとする相手はどちらかで、もう一度判断しましょう」とアドバイスをし、男性Tさん、男性Kさんとそれぞれ4回目となるデートをしてもらい、今後を決めることにしました。
ついに決心! 真剣交際への決め手は「○○○」
それぞれと4回目のデートを終えた後・・、Fさんが出した答えは、「男性Tさんと真剣交際」でした。
一番最初にお見合いをした男性Tさんは当初、第一印象が3人の男性の中でも一番悪かったはず。しかし、決め手となったのは、男性Tさんの趣味・・それが「マンガ」だったのです。
好きなマンガのジャンルはFさんとは違うものの、同じ“マンガ好き”という共通点があったのが大きな決め手となりました。
さらに、男性Tさんの特技が「車の運転」だったこともあり、車の運転が苦手な彼女にとって運転が得意な男性Tさんは、あの“デート遅刻事件”の一件もあり、いつしか心を許す頼れる存在になっていたのです。
その後、Fさんはそのまま男性Tさんと無事ご成婚となったそうです。
このFさんの婚活体験から、めぐみさんは改めて、これまで恋愛経験がない方でも「どんな相手と結婚したいのか」具体的なイメージをもつことが大切だと感じたそうです。
お見合いの印象が一番悪かった男性だったけど、結局ご成婚の決め手になったのは、Fさんが最初にイメージしていた「同じような趣味を持った男性と出会いたい」という具体的な願望に当てはまっていた、というわけですね〜^^
さらにその具体的なイメージが、「同じ趣味」だけで、決して多すぎなかったのも良かったそうです。
「同じ趣味で、顔がよくて、年収もよくて、記念日には必ず気の利いたプレゼントをくれて・・・」など、願望を挙げたらきりがありませんよね。^^;
結婚生活は、お互いの足りない部分や苦手な部分を補い合っていくもの。だから、「車の運転」など自分の不得意なことを補ってくれるようなお相手が、パズルのピースがぴたりとはまるように、当てはまったのです。
ちなみに、成婚退会が決まったFさんとは、最後の面談で「お見合いの時の第一印象とまったく違う結果になりましたね・・^^;」と、めぐみさんと微笑みあったそうです。
一時はどうなるかと思ったFさんの婚活事例でしたが、幸せな結末で私も安心しました^^
「恵婚」さんも加盟する東証一部上場の株式会社IBJ日本結婚相談所連盟が公開したビッグデータ「2020年度 成婚白書」を元に、成婚のしやすさや、婚活を成功させる秘訣をご紹介します♪ お楽しみに!
結婚相談所「恵婚」さんでは、初回無料相談を行っています。