どうもこんにちは、ひばらです!
今回は、幸せな結婚につきものである「指輪」について、宇都宮市にある結婚相談所「恵婚(めぐこん)」代表のめぐみさんに、いろいろ詳しくお聞きしました。
そもそも、アクセサリーについて無頓着な私。普段は結婚指輪しかつけていません・・^^;
そんなわけで、いろいろお勉強させていただきましたよ〜。
婚約指輪を左手の薬指につける理由は? 起源は古代ローマ時代から
ブライダルリングには、婚約の証に贈られる「エンゲージメントリング」と、結婚の証に贈られる「マリッジリング」の2種類があります。
「エンゲージメントリング」は、“エンゲージリング”というほうが聞きなじみがあるかもしれませんが、これは和製英語だそうで、正式にはエンゲージメントリングが正式な名称だそうです。
エンゲージメントリングは婚約指輪のことで、「婚約の証」として男性から女性に贈られる指輪です。
婚約指輪の起源は、諸説ありますが、古代ローマ時代までさかのぼります。
当時は、「その人の心(愛の感情)は心臓にある」と信じられていました。
そして、「左手の薬指には心臓に直接つながる太い血管がある」といわれており、左手の薬指が心臓(感情)をコントロールする場所とされ、そこから左手薬指に着ける習慣が一般化したといわれています。
ちなみに、現実的な理由として、大半の人は右利きのため、日常生活で特に動きが少ない左手薬指に指輪付けていれば、はずれたり、落としたりするリスクが低いという理由もあるそう。
(なんか現実的・・^^;)
もう1つの指輪、「マリッジリング」は結婚指輪のことで、挙式のときにお互いの忠誠を誓って交換する指輪です。
こちらの起源も諸説ありますが、起源はエンゲージメントリングよりもっと後の時代で、9世紀頃と言われており、当時、花嫁は金の指輪、花婿は鉄の指輪をつけていたそうです。
古代エジプトでも、結婚の儀礼で夫婦が指輪を交換する風習があったようで、当時の指輪は、麻のヒモなどでつくられたものだったそうです。財産的な価値ではなく、指輪の持つ「円」の形が、「どこまでも終わりのない形」=「永遠の象徴」とされていたようです。
エンゲージメントリング(婚約指輪)では、なぜダイヤモンドを贈るのか?
現在は、婚約指輪というとダイヤモンドが付いた指輪が一般的ですよね。
古代ローマ時代の婚約指輪は鉄製だったとか。
後に金で作られるようになり、現在のようにダイヤモンドとなったのは、15世紀頃からだそうです。
ダイヤモンドは、いわずと知れた宝石の王様。
永遠に美しい輝きを持つとともに、天然の鉱物の中では最も硬いので「不屈の精神、永遠の絆、約束」を示す石言葉を持ち、「永遠にあなたを愛します」という意味が込められています。
このような意味から、2人の愛が永遠に続くことを願い、ダイヤモンドの指輪が贈られるようになったそうです。
ちなみに、日本に結婚指輪が伝わったのは明治時代の頃。
江戸時代の鎖国が終わり、海外の文化が入ってきたことで、「結婚の証としての指輪」という価値観が、徐々に庶民にも知られるようになったそうです。
古代ローマ時代の起源とは逆で、日本では、先に結婚指輪(マリッジリング)のほうが浸透したのが早く、婚約指輪(エンゲージメントリング)は大正時代末期の頃だったそうです。
というのも、江戸時代は鎖国の影響もあったため、ダイヤモンドなど宝石入りの指輪はまだ貴族など一部の富裕層などにしか流通せず、庶民にはなかなか縁のないものだったようです。
明治、大正時代になると、「富の象徴」としてダイヤモンドが一般にも知られるようになりますが、その後、戦争が始まってしまい、ダイヤモンドの輸入に制限がかかってしまいます。やっと戦後になり、輸入が解禁されるようになると、ダイヤモンドを装飾として用いる婚約指輪も一般に知られるようになったのです。
昭和30年、40年代に入ると、日本では高度経済成長期の波に乗り、「プロポーズにはダイヤモンドを贈ろう」というテレビコマーシャルが流れるようになり、ダイヤモンドの指輪をより一般に浸透させるきっかけとなったようです。
ダイヤモンドの指輪が一般的に贈られるようになったのって、かなり最近のことなんですね^^;
そういえば、私の祖母も金の結婚指輪をしています。
ひと昔前は、エンゲージメントリング(婚約指輪)といえば、“給料3ヵ月分” と言われていて、「私はあなたを養っていけますよ」という意味が込められていたようですが、現在は給料1〜1.5ヶ月分が目安だそうです。
また現在では、20代、30代などカップルの年代によっても相場が異なる場合があるので、購入する際に、恵婚さんと相談してみましょう。
結婚相談所での出会いでは「プロポーズリング」がオススメ!
「きちんとあなたを想っています」という気持ちや決意、覚悟という意味合いで渡すのが、エンゲージメントリング(婚約指輪)。
女性の親御さんに安心感を与えることができるので、「両家顔合わせ」(※前回コラム 参照)の際、婚約記念品交換やお披露目として家族たちの前で渡すのもアリですが、実は「プロポーズのときに指輪が欲しい!」と思う女性が、圧倒的多数というデータもあるんです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」によると、53%の人がエンゲージメントリング(婚約指輪)に「昔から憧れていた」と回答。その他では、「婚約の証としてつけていたい、二人のつながりを感じるためにつけたい、けじめとして婚約指輪は必要」と考える人が多数というデータが出ています。
ところが、女性は「婚約指輪はほしいが、自分の好みの指輪がいい!」と思う方が多いようです。
プロポーズの前後に男性と一緒に買いに行けるといいのですが、「プロポーズのタイミングで欲しい」でも、「好みのものがいい」、「サイズもぴったりがいい」、「ブランドのものがいい」など、注文が多いのが現実・・^^;
逆に男性側だと「サイズが分からない」とか「デザインが気に入られなかったらどうしよう」などの不安もありますよね。
とりわけ結婚相談所での出会いの場合は、交際期間が短いので、男性も女性も指輪について、なかなか本音を言えないことが多いそう。
そこで、プロポーズを控えている方にオススメしているのが、「プロポーズリング」だそうです。
「プロポーズリング」は名前の通り、プロポーズ専用のリングで、「プロポーズ用ダイヤモンド」とも呼ばれています。ジュエリーケースにダイヤモンドが入っているものや、箱にバラとダイヤモンドが一緒に入っているフラワーボックスなどの形状があります。
プロポーズでOKの返事がもらえたら、後日それをショップに持って行くと、好みのデザインの指輪にすることができるので、「サイズが合わない」などの不安もなく、安心ですね。さらに、完成した指輪を改めて贈ることで2回プロポーズをすることができると、人気の贈り物だそうです。
ご希望の会員様には、プロポーズリングを取り扱う老舗宝石ショップの紹介もできるとのこと。会員特典として優待を受けることもできるそうですので、指輪購入のタイミングになったら、相談してみましょう。
また、恵婚さんでは、プロポーズが成功するよう、お相手の結婚相談所と連携を取りながら、サポートしているので、女性会員の方には、指輪はもちろん、理想のプロポーズシチュエーション、花束の有無など、事前に希望をヒアリングし、お相手の結婚相談所に伝えているそうなので、心配ありませんね。
いかがでしたか?
なんとな〜く左手の薬指に指輪をしていましたが、こんな理由だったとは! 驚きですね。
ちなみに私の場合ですが、婚約指輪は「両家顔合わせ」の時にいただきました。
お互いアクセサリーに疎いので、とりあえず「あったほうがいいだろう」というぐらいの感覚で、2人で宝石店に行き、なるべくシンプルで(なるべく安い←爆)を、とりあえず購入した感じです^^;
おかげでサイズを合わせながら購入はできましたが、今では「プロポーズリング」という便利なモノもあるんですね〜。
目からウロコでした。
次回 「お見合いで成功するコツ」
お見合いで、相手に好印象を与えるコツや、失敗しないために気をつけるポイントなどをいろいろ聞いてみました。お楽しみに〜。
結婚相談所「恵婚」さんでは、初回無料相談を行っています。